インナーマッスルを実感する

インナーマッスル、インナーマッスルと連呼してみたところで、どこにあるどんな筋肉なのかがイメージできないと、トレーニングの対象がぼんやりとしたものになってしまいます。

そこで今回は、簡単な実験によってインナーマッスルの存在と働きを間接的に「実感」していただこうと思います。

インナーマッスル体感実験

残念ながら、インナーマッスルにあたる筋肉の多くは体の深い部分にあることが多いので、例えば大胸筋のようにピクピク動かしたり(笑)上腕二頭筋のように「ホラ、力こぶ!」というように視覚的に確認するのが困難です。

そこで、次のような実験をしてみましょう。

まず、適度な重さの重量物を片手に持ってください。

重量物といっても、ダンベルなどのようなトレーニング器具でなくても構いません。水を入れたペットボトルなど、持ちやすくて多少の重さがあるものがいいでしょう。

今回は、500mLのペットボトルに入れたものを使って説明していきます。

STEP1

それでは始めましょう。
下の写真のようにまずはペットボトルを手に持ったら、手の平側を上に向けてください。ヒジは直角に曲げておきます。

まずは上腕二頭筋を実感 その1

筋トレの経験のある人なら、アームカールを行っている途中のポーズ・・・と言ったほうが分かりやすいかもしれません。

次に、空いている方の手で力こぶ、つまり上腕二頭筋の部分に触れてみてください。

まずは上腕二頭筋を実感 その2

ヒジを曲げているので、アウターマッスルである上腕二頭筋が硬くなっていると思います。まずはこの筋肉の張りを実感しましょう。

STEP2

筋肉の張りが実感できたら、今度はウェイトを持っている手首を体の中心のほうにクルッと回転させて、手の平を下に向けてみてください。
ペットボトルが、さっきとは反対側を向くことになると思います。

インナーマッスルを実感

このとき、上腕二頭筋の張り具合が変化するはずです。
触れている手に神経を集中すると、力こぶが少し柔らかくなったり、腕の内部で筋肉がグリッと動いている感覚が伝わってくるでしょう。

これは手首を回転させるためのインナーマッスルが働き、さらに一部のインナーマッスルが上腕二頭筋にかかっていた負荷の一部を分担するようになったためです。

どうでしょう?インナーマッスルの存在やその働きを実感できたでしょうか?

「あんまりよくわからないなあ・・・」という人は、手に持つウェイトの重さを変えてみたり、ちょっと筋肉質な人に同じことをしてもらって、その筋肉を触ってみてください。

多少の個人差はあると思いますが、筋肉の状態が変化している様子を体感できると思います。

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